自然とともに、すくすく。のびのび。
三重県四日市市の
小川の流れる幼稚園です。

9月の月のこころ

年主題  ことばに満たされて

~ひびきあう~

 

月のねがい

「 やってみたい  」

 

 今年の夏も本当に暑かったですね。皆さんどんな夏休みをすごされたでしょうか。家族でゆったりとすごしたり、ふだん会えない人に出あったり、と夏ならではの様々な体験をして楽しくすごされたことと思います。子どもたちは日にやけて背も少し高くなって、ひとまわり大きくなったように感じます。それぞれのおへやからは「なつやすみにね・・・」と話す声がきこえてきます。子どもたちの夏の思い出に耳を傾けてみんなできき合う時をもちたいと思います。

 9月の月のねがいは”やってみたい”。2学期はともだちとの関わりが深くなり、子どもたちのあそびにも広がりや深まりが見られるようになってきます。やってみたいあそびをともだちと関わり合いながら1学期よりもさらにダイナミックに展開させていくことでしょう。楽しみです。

 

私はこの夏何冊か本を読みました。その中の一冊、倉橋惣三の「育ての心」の中の文章が心に残りました。倉橋惣三は「日本のフレーベル」と言われる近代保育を創り上げた人です。まきばの森で夢中であそぶ子どもたちを想いながら読みました。一部紹介します。
 「子どもは一ぱいの日なたと共に静かな木かげも与えてやりたい。夏の日が強くなると木の葉が繁って涼しい日かげを作ってくれる。自然はなんというこまやかな心づかいとやさしいいたわりに行き届いていることであろう。励ましと共にいたわりを忘れない。引き立てると共に憩わせることを忘れない。日盛りの中をかけまわってその広い明るい光線にぐんぐんと活気をあおり立てられている子どもが、ふと涼しい木かげにきて、にっこりとなごやかな顔を見せることがある。日なたがなければ子どもは生きない。しかしまた日なたばかりの子どもは生きられない。日なたに生き、日かげにかばわれて生きる子どもではある。わたしたちも、子どものために一ぱいの日なたとなると共に、よき日かげにもなってやりたいものだ。」

 私たちは、いつも子どもたちの日なたとなり、日かげとなって子どもたちの傍らにいる存在でありたいと改めて思いました。

 季節は秋に向かいます。虫の声、空の色、雲の動き。季節の変わりめの小さな変化に、子どもたちといっしょに秋を感じていきたいと思います。

 この月も神様の守りの中で、みなで楽しくすごせますように・・・。

 

藤澤 桂子