自然とともに、すくすく。のびのび。
三重県四日市市の
小川の流れる幼稚園です。

3月の聖句

今月の聖句

「私たちの主イエス・キリストの名により父なる神に感謝しなさい。」

エフェソの信徒への手紙5章20節

 

3月の聖句

 3月は卒業、就職、転勤など、国民的行事と言って良い程大きな変化の季節です。「卒業」とは「終わり」の意味がありますが、それはまた次の新しいステージの始めでもあります。

当園は35名の卒園生。ひとりひとりの3年間の行動やふるまい、その時その時の面影、顔、表情を想い出しながら、私たちを愛し導いて下さったイエスさまのお名前により父なる神に感謝します。保護者の皆様、おめでとうございます。教職員一同、心よりお慶び申し上げます。

 このエフェソの教会(トルコ西海岸、エーゲ海に面した街)へのパウロからの手紙も、ローマの獄中から送られました。内容的には「主イエスの父である神」という表現が多く出てきます。天地創造の前から私たちを知っていて愛して下さり、地上に在っては、イエス・キリストによって、私たちを真理によって導かれ、時が満ちて救いの業が完成して、神の国の相続者とされる。従って希望をもって光の子らしく歩みなさいと勧めています。私たちがこの世に生を受ける時、国籍も、両親さえも、自分で選ぶことが出来ません。線引きされた国土の中で、すべての支配、権威、勢力、主権の下に置かれます。現代では、世界地図を6つの地域に分け、200の国旗の下にあるのです。私たちは「白地に赤く日の丸染めた」日本という国家の民です。政治、経済、宗教、人種差別、貧富の差など、どのような境遇にあっても、その星の下で、生を受けて、その一回限りのいのちを人生を完(まっと)うしなければなりません。物心ついたときからおもちゃ代わりに銃を与えられ、その一生を絶えず戦いのモードの中で過ごさなければならない人たちもいます。

 人類は、過去―そして現代(70億人)―未来へと、星の数ほどのいのちの大河として流れています。そのひとりひとりは、神に愛され、それぞれの父母と家族と隣人の中で、悲しみもよろこびも共にしている「かけがえのない」存在であり、決して大量生産された物ではありません。ひとりひとりが生まれてきた意味を問い、その能力を最大限に活かして幸せな人生を望んでいるのです。しかし、現実は暗闇の世の支配の下にあり、罪と悲惨に満ちた世に在ります。それは、私たちが以前の…、過去の…、古い肉の欲望の中に在った過ちや、偽りや、偶像礼拝、神への不従順、敵意という隔ての壁をもった思いや行いの故である、とパウロは指摘(フィードバック)しています。

 しかし、今はキリストの新しい「霊」によって、何の実も結ばない暗闇の業に加わらないで、何が神さまの喜ばれることであるかを吟味して、明るみに出しなさい。すべてのものは光にさらされて明らかにされます。信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さを理解し、その愛に根ざしてしっかりと立つようにしなさい。そして光の子として歩みなさい、と勧めています。

 私たちは、この地上の国旗に捉われることなく、外国人でも寄留者でもない、「国籍が天に在る(フィリピ書3:20)」神の家族として、神の平和を実現しなさいと勧めます。どのような境遇の時でも、イエス・キリストの名によって父なる神に感謝の祈りを捧げるとき、私たちは神の平安の内に置かれます。神の国の相続者として、光の子として歩みましょう。

 

 

園長 山田 昭和