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三重県四日市市の
小川の流れる幼稚園です。

12月の聖句

今月の聖句

「博士たちはその星を見て喜びにあふれた」

マタイによる福音書2章10節

 

12月の聖句

「イエスがヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、東方の博士たちがエルサレムにやって来て言った。“ユダヤの王としてお生まれになった方は、どこにおられますか”わたしたちは東方でその方の星を見たので拝みに来たのです(マタイ2:1-2)。」

 12月はイエスさまのお誕生を祝う月です。いつ、どこでお生まれになったのでしょう。ヘロデ王は紀元前(B.C.)73年に生まれ、B.C.40年にローマの元老院によってユダヤの王に任じられ、B.C.4年に没するまで王の座にありました。B.C.19年には(B.C.587年に破壊されたままになっていた)神殿を再建して、ユダヤ人が待望するメシア(救い主)、真の王であるかのように行動しました。しかし、名誉欲と権力欲を欲しいままにしたヘロデ王は猜疑心が強く、特に晩年は自分の地位を脅(おびや)かす者を殺害し、妻のマリアンナ始め、息子、親族、側近も殺め(あや)、「殺意に満ちた老人」と呼ばれ、周辺には誰一人として信頼できる者がいなくなっていました。そのような折に”ユダヤの王としてお生まれになった方はどこにおられますか。私たちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。“ これを聞いてヘロデ王は不安を抱いた(マタイ2:2-3)。」

 一方、ルカによる福音書のイエス誕生の記録は、住民登録をするためにヨセフが身重になっていた、いいなずけのマリアを伴い、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ登って行った(ルカ2:4)。そこで「マリアは月が満ちて初子(ういご)の男子を産み産着(うぶぎ)にくるんで飼い葉(かいば)桶(おけ)に寝かせた(2:7)。」その日天使が羊飼いたちに現れ、「今日ダビデの町にあなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは産着にくるまって飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見つける。これがあなたがたへのしるしである(ルカ2:11-12)。」 羊飼いたちは、さあ、ベツレヘムへ行って主(神)が知らせて下さったその出来事を見ようではないか”と話し合った。 そして急いで行ってマリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝ている乳飲み子を探し当てた(マタイ2:15-16)。」

 ちょうどその頃、東方(バビロニア地方)に住んで、星の研究をしていた博士たちは、西の空にのぼった特別な星を観測し、新しい王、救い主がお生まれになったことを確信し、さあ「その方」を拝みに行こうと旅立ちました。 「信仰とは、望んでいる事柄の実質であって見えないものを確証することです(ヘブライ人への手紙11:1)。」学問によって知り得た事柄を信仰をもって出来事を確証するために新しい出発を決断したのです。

「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。私も行って拝むから(2:8)。」のヘロデの言葉に送り出されて、ベツレヘムまで南へ8キロの道程へと再出発しました。すると、見よ!東方で見た「あの方」の星が再び登って先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。「博士たちはその星を見て喜びにあふれた(2:10)。」「家に入って見ると幼子が母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて黄金・乳香・没薬を贈り物として捧げた(2:11)。」博士たちは「ヘロデのところには帰るな」と告げられ、別の道を通って帰国し、ヨセフは「起きて、幼子とその母を連れてエジプトへ逃げ、わたしが告げるまでそこにいなさい。ヘロデがこの子を探し出して殺そうとしている(2:13)。」の告知を受けて、エジプトに逃れ、ヘロデは「博士たちから確かめた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいる二歳以下の男の子を一人残らず殺した(2:16)。」

 そして、ヘロデの死(B.C.4年)後、イエスさまは母マリア、父ヨセフと共にナザレに住みました。「彼はナザレの人と呼ばれる」と云う旧約の預言が成就されました。イエスさまはB.C.7~6年頃にお生れになったと考えられています。

 その方の名は「インマヌエル(神は我々と共におられるの意)」
クリスマスは喜びにあふれ、“天に栄光、地に平和”を祈る月です。 

 

園長 山田 昭和