自然とともに、すくすく。のびのび。
三重県四日市市の
小川の流れる幼稚園です。

1月の聖句

今月の聖句

「子よ、元気を出しなさい。」

マタイによる福音書9章2節

 

1月の聖句

 新しい年を迎えました。今年の世界は、日本は、わが園は、そして私はどのような一年を迎えたのでしょう。園児の皆さん、父母の皆さん、教職員の皆さんおひとり、おひとりが神さまの愛のうちに支えられ、元気を出しなさいと励まされて、願うところを実現できますように祈ります。今日のイエスさまのお言(ことば)は、「子よ元気を出しなさい」です。

 イエスさまは、およそ30才の時、先駆者ヨハネからヨルダン川で洗礼(バプテスマ)を受け、聖霊(せいれい)に満されて神の子としての公生涯を始められました。先ず、悪魔(サタン)から誘惑を受けるため“霊に導かれて荒野に行かれ、昼も夜も断食して40日間、試みをお受けになりました。
 

 その後、弟子を得、「イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民象のありとあらゆる病気や患いをいやされた。そこで、イエスの評判がシリヤ中に広まった。人々がイエスのところへいろいろな病気や苦しみに悩む者、悪魔に取りつかれた者、てんかん者、中風の者などあらゆる病人を連れて来たのでこれらの人々をいやされた(マタイによる福音書4:23~4)。」私たちの日常は、一見、平穏にあるように見えますが、家族を含めて、ここにリストがあるように、いろいろな病、苦しみ、悩みをさけることは出来ません。社会的に広く働いている人、政治家、学者、芸能人もスポーツマンも、苦しみや悩みを負って生きています。

  イエスの当時代の人々の苦しみも、現代に生きる人々の苦しみも悩みも大差ありません。そして悩みごとに対しての正解も、解決策もないものがほとんどです。根底には罪や謂ゆる「業(ごう)」のようなものがあり、人間の知恵では答えが見つからないのです。

 今や人生は“100年…時代と言われるように、医学の進歩や、日本では医療制度の充実により、多くの恩恵に与っています。寿命は長くなっても全員が身体的、精神的に健康になったわけではありません。自身が、そして周囲が苦しみ悩むことも多くなりました。

 園長自身も60代にいくつかの重い病いを経験し、現代医学の恩寵に与らなかったら、すでに人生は終っていたと思います。今回も大きな病を得ましたが、再び赦されて、毎日を生きていますが、その先の「罪の支払う報酬は“死”である。しかし、神の贈物はわたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです(ローマの信徒への手紙6:23)。」を心に止めています。

 最も深いところに在る思いは、主イエスの「しっかりしなさい」のことばです。このことばに毎日生かされます。今日の「すると、人々が中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところに連れて来た。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、“子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される”と言われた(9:2)。」中風は現代の脳梗塞、脳出血などの後遺症で、障害を持っている人です。そのような人を当時は「悪霊」の仕業と考えていました。しかし、友人たちが、この人をイエスのもとに床にねかしたまま連れて来て、「群衆に阻まれて、運び込む方法が見つからなかったので屋根に上って瓦をはがし、人々の真ん中のイエスの前に、病人を床ごとつり降した(ルカ5:19)。」とあります。

 イエスは、この人たちの信仰を見て(9:2)とあります。本人も愛されていたのでしょうが、友人たちの熱い想い、をイエスさまは見られました。イエスは「私の愛する子よ」と声をかけられました。私たちは、ひとりでは元気がでないときがあります。自信がない。不安がある。恐れがある。さびしい。目標を失う。誰かに声を掛けてもらいたいし、誰かに声をかけたいときがあります。しかし、最終的には、イエスさまが、私たちの心の中、を私のことを一番よく知っておられ、ひとりひとりに、私の愛する子よ!「しっかりしなさい」「勇気を出しなさい」と背に手を置いて下さいます。

 互いに励まし合い、協力しあい、信頼し合いながら、共にイエスに近ずくような一年といたしましょう。神に近ずこうとするとき、人にも寄りそうことが出来ます。

2022年1月  園長 山田 昭和